窯垣の小径 瀬戸市

 尾張瀬戸駅を下り橋を渡って川に沿いに、しばらく行きます。民家の町並みの先に細い小道があり、地域に暮す者でないものが入り込むのは、ちょっと気が引けましたが、ここしか道がない。進んでいくと屋敷や森の石垣代わりに焼き物の陶器が使われていました。瓶の底かと思われる丸型をしたもの、板状に焼いたものを組み合わせたり、植木鉢のような色の器を何重にも積み上げたのを、横に倒したようにして石垣の一部にしています。
この丸や四角の模様がこれまで見たこともない石垣を作り出していました。
少し進むとこの石垣に出ました。細長い焼き物を斜めに入れ、丸いものや四角いものを間に入れて石垣にしていました。上部のほうはコンクリートに埋め込んだ丸い模様。この模様にもブローチのような模様が作られていました。窯垣の小径は全長400メートルの道ですが、焼き物を使った面白い石垣を見ることができました。


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