姫路城で花見会
 同窓会を兼ねた花見会が姫路城で開かれた。4分の一の同級生が集まった。もう30年もあっていない人もいた。なつかしい。誰かわからなかった。
昔の呼び方で互いの名前を呼び合う。親とも兄弟とも友達とも違う不思議なぬるま湯につかったような温かい雰囲気がある。話すうちに昔の言葉を思い出す。
「そうだそうだ、そういっていたんだ」と。「へーじゃーけん、どねーしよんさったん。よーやりょうさるけん、えらいがな」(それだから、どうしていたのか、よくやったね。えらいえらい!)という意味。
 桜はまだ開花していなかったが、花がなくても話の花が大きく広がって、ベンチに腰掛けたり、石垣に腰掛けたりで話が尽きなかった。直前に2時間も食事をしながら話したというのに。いやはや楽しかった。
 姫路城の空が真っ青で城の白さを際立たせていた。