カラスザンショウの実
 台所の窓を開けると3階建ての倉庫より高い木がある。去年見たときは、葉だけだったので「あれはクルミの木だよ」と主人が言うとそうかと信じていた。
ところが、今年になって、実がびっしりなっているのが見えた。目に見える範囲ではクルミかどうかもわからない。写真に撮って画像を拡大してみると、クル
ミとはちがう真っ黒い粒がからの中から見える。しかも実のなり方もびっしりと気持ち悪いぐらいついている。
 ネットで調べた。イヌザンショウの実にも似ている。葉が少しこちらの方が長い。でもこれかな? お尋ねの掲示板で聞いてみた。イヌザンショウは数メー
トルで低木だ。イヌザンショウではないらしい。すると、カラスザンショウだろうか。
 カラスザンショウで調べた。葉の形、トゲ、実のつき方、夏の花のつき方がどうやらカラスザンショウであった。 遠目にはイイギリのように固まってあちこち
房のようについている。 木は一見ネムの木のように見えたが、はじめて知る名前の木だった。