|
美作高尾駅 昭和3年に建てられた駅舎がそのまま残っている美作高尾駅に行った。男はつらいよの最終話となった映画のロケ地でもある。 改札口も木の囲いがあり、駅舎も古くなった木がまだきれいな状態で使われている。田んぼの向こうに赤い屋根の駅舎がある。 駅に近づくと、予想よりも小さいこじんまりとした建物だった。駅の切符を買う窓口、荷物を受け取る口、駅中のベンチなどが当時の ままだろう。田舎の小さな駅である。駅のわきの木が大きくなり、地域の人が大切にしてきた駅だと感じられる。 ちょうど豪雨被害からまだ2週間で、電車が運休中だった。無人駅で自由にホームの方にも出入りできる。 戦争中の買い出しの映画もすぐ撮れちゃうだろうと思われる映画のセットのような建物だ。だが、文化財なのだ。この先も大切に 守られていくのだろう。 |