雑木林の伐採
 自宅前の雑木林にいきなり小型トラックや重機が入りシュロ、柿、クヌギなどの木の伐採が始まった。
この雑木林を眺めて26年。2階の窓から見えていたケヤキも伐られるという。
初日は下草や低い木を処理していた。刈り取られた木や草はゴミ収集車のようなトラックに詰められた。
男性が3人ぐらい、女性が4人ぐらいでやっていく。瞬く間に奥のブロック塀が見えた。ケヤキも手前の1本目を裸にした。
2日目、ケヤキは2本目を伐りにかかった。左側の民家に近い位置の立木にケヤキの枝を落としていく。ケヤキの右側の枝は近くの枝にロープを張り、真下に落ちるように作業している。
高所作業車がどんどん伸びてケヤキの4分の3ぐらいまでいく。下や周りを確認しながら伐っていた。
見ているほうは、バサッと落ちる枝を早く見たい。なかなか伐らない。
3日目は土曜日だ。職人さんたちはお休みだが、親方とおかみさんのような人が来て2人で作業する。ケヤキをさらにスリムにしていく。最後の軸の部分の枝を残して終了した。左の緑の茂みを伐りとっていく。あまり高くない木だと枝伐りも早い。
4時に重機の操作を終え、枝の始末に入った。
4日目は日曜日。今日の作業は終日なかった。この先、平地になったらどう変わっていくのだろう。
見えなった向こう側の民家が見える。目の前の視界が開けてずいぶん明るくなった。 
窓から見える緑が気に入ってこの家を買ったものだ。ちょっと残念で複雑な思いだ。  (2013年11月3日)