塔の旅


    塔はてっぺんにある相輪とよばれる鉄の部分の形までも1塔1塔違う。
上田から別所温泉に行くまでに3塔もあり、その違いに気がついた。
それから、塔への興味がわきました。

京都・奈良地方の塔
東寺五重塔

 高さ56mで日本最大の五重塔です。
弘法大師が建てたといわれ、4度も火
災にあい、今のものは江戸時代の家光
の寄進による。

(京都駅歩20分)

写真集をたくさん見て調べた。
そして、関東の塔は、中心の縦
線が細いが、関西の塔はどっし
りと荘厳である。
色も日光東照宮の五重塔のよう
に多色で鮮やかなものや、朱が
より輝いているもの、茶色、人工
的な着色のない自然なままなど、
さまざまである。やはり、風格で
いえば
法隆寺の五重塔
が一番日本的
で優美ある。

仁和寺の五重塔 
 4月中旬に訪れた時は、八重桜や
御衣黄等が咲き乱れ御室桜の名勝
地で、大勢の人で混んでいました。
五重塔は木立の向こうにあり、写真
が上手く撮れないのが残念でした。



禅林寺多宝塔
紅葉で有名な永観堂の奥に見える多宝塔。

八坂塔


聖徳太子が建立。その後火災で焼失、
現在のは1440年足利義敦が建てたもの。
八坂神社から少し離れている。
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高台寺六角堂
北政所ねねが秀吉の冥福を祈って建てた高台寺の入口のところにあ
る。

市バス 東山安井停留所下車歩5分



清水寺の三重塔
三重塔では国内最大級の29.7m
847年に建立。現在のは1632年に建てられたもの。
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祇園閣の塔


信州地方にある塔
安楽寺八角三重塔鎌倉時代末期から
南北朝時代の建立


別所温泉近くの山麓にある安楽寺の後方高いところに建っている。大正13年
解体修理。現存する日本で唯一の木造
の八角塔。
一層に裳階(もこし)をつけているのが
特徴である。
 四重塔に見えるが裳階(ひさしに当る
部分)は数えない。
(長野県)別所温泉駅徒歩15分


信濃国分寺 室町時代中期の建立

三重塔の外側の軒反が強く、壮麗
で一部唐様式が見られる。当時の
建築物の傑作である。
(長野県)上田駅からバス5分

前山寺三重塔 室町時代の建立

独鈷山の山麓にある「未完成の完成塔」
と呼ばれる。塔の素朴な中に優美な姿
をしている。
 2、3層に窓がなく廻縁も勾欄もない
ことから未完成と呼ばれる。
屋根は柿葺(こけらぶき)。
上田駅から別所温泉行きの電車で中野
駅からも田んぼや人家の脇を通って行く。徒歩30分くらい。
(長野県)上田駅からバス30分

光前寺の三重塔
 光り苔で有名な駒ケ岳のふもとの寺。杉並木参道の奥にありました。

中国地方の塔
備中国分寺五重塔 
         江戸時代の建立

備中路を歩くと夕日に五重塔が浮か
び、とてもきれいだったのがこの備中
国分寺の五重塔。
1821年から25年もかかって建立さ
れた。
(岡山県総社市)

長福寺三重塔   鎌倉時代の建立
1285年建立。現在のは昭和26年建替えられ
たものである。高さ22.07m
岡山県英田町  美作インターより車で30分


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関東地方の塔

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日光東照宮 五重塔

1649年に建立。1915年に焼失。
現在のは1818年に再建。高さ35m。
軒下に緑色が使われていろ鮮やか。
スマートな五重塔です。
上野寛永寺五重塔 

 東京都上野動物園に入った左手に
寛永寺五重塔がある。
二代将軍秀忠の帰依を受け寛永2年(1625)に創建したのが寛永寺。
しかし、明治元年5月15日官軍の総攻
撃が加えられ上野の山は殆ど焼失した。 焼失を免れたのが五重塔と東照宮
などでした。
 五重塔は東京都に移管、重要文化財
とされています。

東海寺(布施弁天)三重塔  昭和48年建立
布施弁天は江戸時代の建立である。本堂は昭和49年に所有地であった土地(現あけぼの山農業公園)を市に譲り、建てかえた。
(千葉県柏市)柏駅よりバス20分


西福寺三重塔 江戸時代の建立

江戸時代の三代将軍家光の長女千姫
が建立したとされる塔。植木の里で有
名な「安行」の近くにある。
(埼玉県)川口駅バス30分




円乗寺多宝塔

バラまつりで有名な与野公園の脇
にある。
(埼玉県)与野本町駅徒歩10分
成就院三重塔

1792年に建立。高さ10m。
埼玉県行田市 古代蓮の里から歩10分

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吉見観音(安楽寺)三重塔
1643年建立
高さ24メートル。
東松山市と鴻巣市との中間にある。
埼玉県比企郡吉見町御所



三渓園三重塔

大正時代に京都・燈明寺にあった三重塔をこの地に移築した。
もとは室町時代に建立されたものである。
庭園の奥にある小高い山の頂上にあるため・園内からも見える。
高さ22.42メートル

横浜駅からバス30分 三渓園入口下車歩3分
浅草寺五重塔


1648年に徳川家光によって再建され
た。
昭和20年3月14日戦災により焼失。
昭和48年再建される。戦前は本堂み
ぎかわにあったが、戦後は本堂左側
に建てられた。
高さ48.3m

営団地下鉄銀座線・都営地下鉄浅草
線・東武伊勢崎線の各「浅草駅」より
徒歩5分。

奈良県の塔の旅に行く

「日本の塔―渡辺義雄写真集―」には、塔の中を映した写真があり興味深い。それによると塔の中は、仏像が置かれたり、曼荼羅が描かれている。日本には200を超える塔がある。



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